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発注者向け

レンタルサーバー・クラウドはどれを選んだら良い?

今回も発注者向けのお話です。

 

何かサービスを作る場合やホームページを作る場合、どうしても悩むのがどこで運営するかです。

チョイスに悩む理由としてはクラウドというキーワードが先行し、クラウドを使うと良いような気がしますが、
クラウドって一体なんなの?って思う人も多いでしょう。どういう選択をすれば良いのでしょうか?

 

最低限必要なものや流れは発注者も頭に入れておくべし!

 

例えばホームページを作るとした場合に考えるのはどのようなものが必要かです。
ここではそれぞれ必要な内容と具体的にどのようなことを行うものなのかを説明します。

ドメイン

ホームページのURLに設定するために取得します。ヤフーの場合はyahoo.co.jpがドメインに当たります。
契約時に1年分の使用料金を払い、年単位で更新します。
よく耳にするお名前.comはドメインを管理する業者(レジストラ)で、ここでドメインの管理を行います。

jpドメインが最近の主流ですが、先ほど挙げたco.jpドメインとの違いは、
co.jpドメインは申請に登記情報が必要なため、原則1企業につき1つまでしか取得できません。
が、現在ではサイト名やサービス名が企業ブランドとして確立することも多く、
co.jpドメインを使う企業サイトは昔より減りました。

ホームページを運営する場所(レンタルサーバー、VPS、クラウドなど)

ドメインを取得した後にホームページを運営する場所として、
通常はウェブとメール機能を提供するサービスをレンタルします。

またサービスによりデータベース機能が提供されています。
例えば最近流行りのWordpressを使う場合にはデータベースとしてMySQLが必要となりますので、
MySQLが提供されているサービスを選ぶ必要があります。
たまに格安プランで毎月100円のところがありますが、MySQLが提供されていませんのでご注意ください。

レンタルサーバーとVPS、クラウドの違いは後ほど説明します。

SSL証明書

SSLとはSecure Sockets Layerの頭文字を取った用語ですが、簡単に言えば通信を暗号化してくれる技術です。
通信の暗号化?どういう時に使うのか?と思うかもしれませんが、隠しておきたい情報はサイトの至る所にあります。

例えばホームページを例に挙げても、
管理画面のログイン情報だけは最低限守るべき情報ですので、暗号化しておいて損はありません。
またお問い合わせフォームも個人情報保護の観点から守るべき情報のため暗号化すべきです。

近年では世界最大手のGoogleではSSLを使っているサイトを使っていないサイトより優遇すると発表しており、
一昨年頃からはサイトコンテンツに関係なく、SSLを導入するところが増えてきました。

技術の進歩によりSSLを追加料金なしで利用できるところも増えてきましたが、
SSLの設定料金を取られるところもまだまだありますので、必要かどうかを受注者と相談すると良いでしょう。

 

レンタルサーバーとVPS、クラウドの違い

今では大きく分けるとレンタルサーバー、VPS、クラウドというサービスが選択肢の候補となります。

ホームページを運営する場所と言っても、ただHTMLを置くだけなのか、
自分でソフトウェアをインストールしたりする必要があるのかによって使い分けが変わってきます。

以下では代表的なサービスも含めてご紹介します。

レンタルサーバー (さくらのレンタルサーバー、エックスサーバーなど)

・高性能のサーバーを大人数で借りるため安い。
・通常は初期費用が3ヶ月分で、毎月1,000円前後のサービスが人気。
・設定は専用の管理画面で操作するので、知識がなくても設定ができる。
・サーバーの管理・メンテはレンタルサーバー会社が行ってくれるので知識は不要。
・スペース提供が中心のサービスなので自由度は低いです。ホームページやメールだけの用途です。
・プランの変更は容量が増える程度で、サーバーの性能が上がったりはしないので拡張性は低いです。
・不具合で負荷をかけたり、転送量が多いと利用制限がかかってしまうので要注意。

VPS (さくらのVPS、GMOクラウドVPSなど)

・クラウドとレンタルサーバーの中間くらいの料金。
・初期費用が約1ヶ月分で、毎月4,000円前後のサービスが人気。
・基本的に管理ツールは提供されないため、自分で設定をする必要がある。サービスオプションでPleskという管理ツールを選ぶことも可能。
・管理・メンテは自分が行う必要がある。
・提供されるプランで性能が変わるが、後からプランの変更ができないことが多い。負荷が高くなった場合は再契約、データの移し替えが必要。

クラウド (IDCFクラウド、AWS(アマゾン)、Azure(Microsoft)など)

・カスタマイズ可能なVPSのようなサービス。CPUやメモリ、ハードディスク容量を個別に決めることができる。
・料金は設定次第。初期費用を取るところは殆ど無く、時間単位で課金されるところが多い。
・契約開始から半年や1年は無料でサービスを提供しているところも多い。
・管理ツールは基本提供されないため、自分で設定をする必要があり、管理・メンテは自分で行う必要がある。
・CPUやメモリ、ハードディスクなどの変更が自由にできる。
・毎月数百万PVなどの規模になると転送量に対して課金されることも。

 

ホームページなどのサービスやECサイトではレンタルサーバーで十分ですが、
ポータルサイトなど不特定多数にサービスを提供する場合はVPSやクラウドを考えておく必要があります。

クラウドは時間あたりいくらの従量課金体系のため、サービス全体をうまくコントロールができるかどうか、
受注者にその知識があるかどうかでクラウドかVPSの選択肢が分かれますので、受注者の意見も踏まえてベストな選択肢をチョイスしたいものです。

 

アダルト向けサービスは要注意!

青年向けサービスを対象とするサービスを提供する場合に気をつけたいのはレンタルサーバーの規約です。

画像や動画をたくさん使うことや、時間帯によりアクセスが集中すること、
違法コンテンツを簡単にアップされ、低価格サービスなのに警察沙汰で時間の労力になってしまうケースを防ぐため、
多くのレンタルサーバーでは規約でアダルト向けコンテンツの提供を禁止している場合が多いのでご注意ください。

もし提供サービスや取り扱い商材にアダルト系のコンテンツが含まれる場合やその予定がある場合には、
事前に受注者と相談の上、アダルトOKと明記のあるサービスを使うようにしましょう。